今回はジョージアのマナーと文化について、日本との比較も含めて書いてみました。マナーやエチケットに対する考え方は人それぞれですので、今回はジョージア人として私個人が気づいたこととしてのまとめになります。
ほとんどのジョージア人は、ジョージアの文化や習慣に詳しくない外国人でも、それを承知で温かく接してくるはずです。ですので、あまり神経質になる必要はありません。ただ、旅行や移住を考えているのであれば知っておいても良いと思います。これを知ればあなたもジョージア人です。
あいさつ
・初めて会う人→握手(キスやハグはしない)
・仲の良い友人や旧友→握手 キス ハグのすべてかどれか状況によって変わる
・キスをするときは相手の右頬に1回
初めて会う人とのあいさつは、だいたい握手から始まります。しっかり相手の目を見て握手をするようにしましょう。会う人には「გამარჯობათ- gamarjobatーこんにちは ] と言います。男女関係なく、仲の良い友人や、古い友達はハグやキスもします。ジョージア人は仲良くなるスピードは早いので2回目に会ったときにする人もいます。ジョージアの挨拶のキスは相手の頬に1回です。自分から見て相手の右側の頬にキスをすることが多いです。友人と会ったばかりで忙しいですが、会ってすぐ握手をして、キス、ハグをする場合もありますし、キスやハグだけの場合もあります。その時の雰囲気でいろいろなパターンがあります。
教会に入るときのマナー
・女性はひざ下までのスカートとスカーフを着用(スカーフは無料で、教会入口で貸出されていることが多い)
・男性は長ズボンを履き、帽子を被っている場合は脱いで、教会に入る
・教会内で写真をあまり撮らない。どうしても撮りたい場合はフラッシュは使わない
ジョージアには歴史的な教会が数多くあり、観光スポットとして必ず立ち寄ることがあると思います。教会に入るときには気を付けましょう。
レストランでのマナー
・チップについて
ジョージアのレストランでは10-20%のサービスチャージが最後の精算の時に加算されることがほとんどです。さて、サービスチャージが加算されている場合チップは必要でしょうか?
チップは必ず必要というわけではないですが、私はサービスに問題がない場合は、チップを必ず渡します。
チップはいくら必要?
人それぞれですが、細かいお代のやり取りがないように5-10%くらいで、おつりが必要ないように支払うのがスマートかもしれません。
友人とのレストランでの飲食代について
友人とレストランなどで飲食をする場合は、日本では割り勘が多いと思います。ジョージアでは祝い事などに関係なく、1人が全員分の飲食代を支払うことがよくあります。割り勘をする場合もありますが、細かく計算はしません。また、日本でも一般的かもしれませんが、初めてのデートの時などは男性がお支払いを済ませます。
友人の家に招待されたとき
ジョージアでは友人と会うときはカフェやレストランを利用するよりも自宅などに招待されて会うことのほうが多いです。もし、招待されたときは必ずお土産を準備するようにしましょう。一般的なのはチョコレート、飲み物、新鮮な果物やお菓子などです。
日本と同じでジョージアでは家の中では靴を脱ぐ習慣がありますが、招待をされたときはジョージア人の家では靴は履いたままで構わないことが多いです。。逆に、靴を脱ぎたい場合は、相談をすればスリッパなどを渡されるはずです。
飲み会(スプラ)でのマナー
ジョージアではジョージア人の自宅に飲食に招かれて、その家族や友人と飲食を楽しむ機会が数多くあると思います。ジョージアでの宴会はスプラと呼ばれています。スプラの司会進行をする人はタマダと呼ばれ、乾杯の音頭を取ります。ガマルジョバスは乾杯という意味です。すすめられた飲み物や食事はなるべく残さず食べて飲むようにしましょう。これが宴会を楽しんでいるというサインになります。
そのほか
バスやミニバスでは、女性や高齢者に席を譲ります。
定番ですが・・・約束の時間に遅れる。むしろ時間通りというほうが珍しいかもしれません。1-2時間約束の時間に遅刻ってことも平気であります。
結婚後の苗字は、変わらないことが多いです。
ジョージアでは火葬はありません。
人の名前を呼ぶときは、パスポートなどに記載のある公式の名前で呼ばれることはほぼありません。例えばマリアムはマリと呼ばれます。
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